国際規格や品質マネジメント

現代では、商品・製品及びサービスを提供するために「国際規格」や「品質マネジメント」が重視される時代になっています。そのため、第三者分析機関にて分析や認証を依頼する企業も多いのです。当サイトではその中でも「ハロゲン分析」に関する情報をまとめています。

ハロゲン分析の必要性と有効性について知っておこう

科学

ハロゲンの危険性

ハロゲンとはフッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I)を含め、元素周期律表において第17族に属している元素の総称のことを指します。ハロゲンの中でも、塩素(Cl)及び臭素(Br)は主に電気・電子部品において難燃剤の原料となり、今まで多くの電気・電子機器にて使用されてきました。ですが、近年、これらの成分を利用した難燃剤は破棄・焼却した際に人体や環境に有害なダイオキシンが発生することが判明し、また製品の製造過程によっては設備の劣化に著しい悪影響を及ぼす危険性も示唆されています。さらに、ハロゲンの危険性はそれだけでなく、最近の研究によって複数の有機ハロゲン化合物においても環境への悪影響及び人体への毒性が確認されおり、益々危険視されるようになりました。

そこでEU(欧州連合)では、ハロゲン系難燃剤である「ポリ臭化ビフェニル類(PBB)」と「ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDE類)」をRoHS指令(電気・電子機器における特定有害物質の使用制限)にて規制対象と定めました。そして、このRoHS指令の施行以降には、電気・電子機器に含まれるハロゲン濃度について関心を持つ企業も増えてきて、ハロゲンフリー技術やハロゲン分析などが多くの企業によって求められるようになっています。

ハロゲンフリーの確立

電気・電子機器にて安全性を示すためには、ハロゲンフリーの確立が必要不可欠になります。そのため、品質向上を目指すのなら「ハロゲン分析」を対応している分析機関にて依頼しておくことをおすすめします。ハロゲン分析では、RoHS指令にて使用制限されている第17族に属する元素が製品中に含まれていないか、専門性の高い機材及び技術で調査・分析を行ないます。

ハロゲン分析には、スクリーニング分析と精密分析の二種類の分析方法があります。スクリーニング分析では、試料に光・レーザーを照射し、ハロゲンの含有量を量ります。このスクリーニング分析のいいところは時間をかけずに、すぐに判定結果を知ることができるという点でしょう。また、手間もかからないので、精密分析と比較して料金自体はリーズナブルです。しかし、一方でスクリーニング分析の場合、精密な定量分析ではないので正確な物質の含有量を把握することができません。そのため、物質の含有量を正確に知ることを目的としているのなら精密分析を依頼するといいでしょう。精密分析では試料を燃焼して前処理を行ない、イオンクロマトグラフにて分析します。精密分析では、試料を分解し全容解することでハロゲンの含有量が微量だったとしても精密な定量分析することが可能です。

一般的にスクリーニング分析で危険物質が出た際に精密分析を行なうケースが多いです。もちろん、最初から精密分析を依頼するというのもいいですが、ハロゲン分析において企業側で規格に定義がない場合、まずはスクリーニング分析を依頼するといいでしょう。また、分析データの信頼性を高めるためには、世界トップクラスの分析機関となっているSGSに依頼するというのも一つの手段です。

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ハロゲン分析とその他で依頼が多い分析の種類

今やRoHS指令によって、あらゆる物質が規制対象となっておりハロゲン分析をはじめ、様々な分析を分析機関にて依頼することができます。例えば、依頼が多い分析には「RoHS分析」「REACH高懸念物質分析」「フタル酸エステル分析」などが挙げられます。

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